国立高専ではどんな内容の勉強をするの?
まず国立高専とは、国立の工業高等専門学校のことです。
一般的な高校や工業高校とは違い、5年間在籍する形になります。
その中の学科に従い、専門科目に力を入れて学ぶことができます。
ちなみに学費は私立高校はもちろん、一般の高校よりもやすいです。詳しく比較した金額等はコチラをご覧下さい↓
主に専門科目に注力しているとは言いますが、実際に5年間かけてどのような内容を勉強していくのでしょうか?
高専生の5年間の生活
高専ではまず1〜2年生の段階で一般の高校生が3年間で学ぶ共通科目(数学や英語など)を全て授業で学びます。
そのため、授業が進むスピードとしてはかなり早いです。そのせいで遅れを取ってしまう学生が次々と留年していきます。
だいたい5年間でクラスの人数の1割は留年するか退学するものだと考えてもらって良いでしょう。
なかなか残酷な環境ですね。ですがそれはもうどうしようもありません。
そして3〜5年生では大学レベルの共通科目に加えて、その学科ごとの専門科目の授業があります。
ちなみに数学や物理などの理数系科目に関してはそこら辺の大学生よりも遥かに難しいことを学びます。
専門科目では、座学と実験演習が別の授業として存在します。
その実験演習のレポートが高専生最大の敵です。1週間でレポート用紙に手書きで20枚以上書くというのはざらにあります。
ここで高専を諦めて3年生を終えた段階で他の大学に1年生から入学する人も稀にいます。
ただ、この時点で高専を辞める人は1学年に2人いるかいないかくらいですね。
つまり何が言いたいかというと、授業に付いていくことがとても大変だということです。
部活を一生懸命やっている人はさらに大変だと思います。
部活とレポートをしっかり両立している人は正直とても尊敬します。
高専生の部活動事情はどうなの?
高専生には一般的な高体連の他に、高専大会というものがあります。
高専大会というのは、その地方(東北や関東)などごとに全国の5年生までの高専生が参加することができます。
そこを突破すると毎年いずれかの都道府県で行われる全国高専大会に出場することができます。
つまり大きな大会が年に2回あるというわけですね。
ちなみにわからない人がいるかもしれないので補足しておくと、高専生でも高体連には3年生までしか出場することができません。
全部とはいえませんが大抵の部活動では、やはり高専生は劣っていると思います。もちろん強いところはありますけどね。
そこで目標を高専大会にセットする学生も少なくありません。
高体連で活躍できない学生も、高体連より競争率の低い高専大会では活躍することもありますからね。
以上、いかがでしょうか?
他にも高専に関する記事を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください!
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