国立高専の推薦での面接の口頭試問を徹底対策!
この記事は国立高専の受験に推薦で臨む意思のある中学生、3年次編入を目指している高校3年生、またはその親御さん向けに書いていきます。
ネットで調べるという高い意識を持った中学生はたくさんの記事を調べていて分かったことがあると思います。
高専の口頭試問に関する記事が少なすぎる!
そうなんです、高専の口頭試問について書かれているブログ記事は数が極端に少ないんです。
それもそのはずです。そもそも高専は全国に50校程度しかありませんので、必然的に普通の高校よりも情報は出回りにくくなります。
高専の口頭試問に関する記事が少ない理由は、《国立高専ごとで学科も違えば質問も共通ではない》からです。
高専の口頭試問で聞く質問はその高専の各学科の教授が考えているため、一概にこんな内容が聞かれるとは言えないのです。
だからこそベストな回答の解説ができないという結論です。
では「高専の口頭試問は対策のしようがないの?」そう思うかもしれません。
それは間違いです。
「この内容が質問されるよ!」というアドバイスはできませんが、口頭試問に備える対策は十分にする価値があります。
今回はその方法をわかりやすく解説していきたいと思います。
また、もし口頭試問で落ちてしまった際に、どうしても高専に合格したいのであれば、短期間でもオンライン塾に入るという手もあります。
以下は大学・高校・中学受験用に書いた記事ですが、高専を目指している中学生でも入校可能ですので、ぜひ参考にしてみてください↓
これはオマケですがそれぞれの高専の所在地や学科、試験情報については以下の記事をご覧ください↓
口頭試問対策は具体的に何をすべきか?
これから述べることは高専の口頭試問対策として本当に重要なことなので心してみてください。
これは高専を受験する中学生または3年次編入を志す高校生に共通して言えることですが、口頭試問において最も重要なのは《リサーチ》と《具体的な回答準備》です。
この2つを徹底するだけで他の受験生たちに圧倒的な差をつけることができますよ。
それでは具体的にどのような対策をすべきなのかリストアップしていきますね。
口頭試問
①志望動機を明確化する
②先生に過去の先輩たちにはどのような問題が出題されたかをリサーチする
③ネットで過去にどのような問題が出題されているのかをリサーチする
④自分が希望する学科に対する知識をつける
⑤アドミッションポリシーを理解して暗記する
詳しく解説していきます。
①志望動機を明確化する
高専を受験する上での志望動機の話し方、内容については以下のブログで詳しく解説していますのでコチラを参考にしてください↓
②先生に過去の先輩たちにはどのような問題が出題されたかをリサーチする
これは学校の先生に聞くのが一番早いと思います。
というのも、先生たちは毎年各高校や高専で聞かれた口頭試問を必ず控えています。
そしてその質問を聞き、自分だったらどのように回答するかを考えて先生に答え合わせをしてもらいます。
高専の口頭試問は大抵の場合、志望動機と残りは数学や英語、理科の問題となります。
問題に関しては紙とペンがなく暗算で解けるように勉強しておいた方が良いです。
これらの情報から、どのような傾向の質問がされるのかを予想しておくことが最も必要な対策となります。
②ネットで過去にどのような問題が出題されているのかをリサーチする
私も色々調べてはみたのですが、福島高専のみ過去の口頭試問を掲載しているページがありました。
このような系統の問題が出題されますので、しっかりと勉強しておいてください。
④自分が希望する学科に対する知識をつける
また、志望する学科特有の質問がされることもありますので、注意が必要です。
過去の例だと、
都市系の学科:「循環型社会についてどう思いますか?」
機械系の学科:自転車の写真を見せられ、「この矢印の指す3箇所のネジの名前を答えてください」
こんな質問があります。
正直言ってこの問題を予想するのは不可能に近いですので、できるだけその学科に興味を持って調べておくことが最善と言えるのではないでしょうか。
⑤アドミッションポリシーを理解して暗記する
自分が志望する高専のアドミッションポリシーをしっかり理解しておくことはかなり重要です。
アドミッション・ポリシーは、入学者の受け入れ方針をまとめたものです。 自学の特色や教育理念を反映した上で「どのような学生を求めているか」という受け入れの方向性が、アドミッション・ポリシーには明確に記載されています。
https://japanuniversityrankings.jp/topics/00018/
面接で聞かれる質問に回答する際は、アドミッションポリシーに則った回答をすることで面接官の教授に「うちの学校の求めている学生であるな」と意識させることができます。
覚えていないから面接で落とされるということは少ないですが、覚えておいて一つも損はありませんので、自分の中で意味をきちんと咀嚼しながら理解しておくと面接を有利に進めることができますよ!
口頭試問でどうしてもわからない問題が出てきたら?
もちろん口頭試問でわからない問題は出てくるかと思います。
大抵最初の4問は考え抜いて答えが出るか出ないかだと思うのですが、5問目の専門科目的な問題だとどう考えてもわからない問題が出題されてもおかしくありません。
そんな時は「わかりません。」と一蹴するのではなく、「勉強不足でわかりませんので、勉強をしっかりします。」など一言添えると仮に質問に答えられなかったとしても面接官の評価はそこまで下がらないと思います。
自分の無知さを理解した上で今後勉強しますといった姿勢を見せることが評価につながってきます。
何と言っても高専の教授たちは、自分で進んで学習する姿勢のある学生が大好物ですからね!
わからなかったときの回答も準備しておくと、当日そんな場面が訪れた際にパニックにならずに済みますね!
高専の面接の口頭試問を制するためには?
前章で具体例を出しながら細かく解説していったわけですが、結局のところまとめるとこの3つが重要となります。
口頭試問対策のポイント
①志望動機を明確化し、他の生徒との差別化を図る
②頭の中だけで簡単な問題は解けるように特訓しておく
③志望する学科への興味を持つ
この3つのポイントさえしっかり抑えておけば、高専の口頭試問ではかなり有利になりますよ!
せっかく志望した高専という道のために入念に準備して面接に臨みましょう!!
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