高専でのインターンシップ先の賢い選び方は?
高専にも大学と同じようにインターンシップという制度があります。
基本的に本科(高専5年間のこと)では4年生の夏休みに1〜2回インターンシップに参加し、その分の単位を取得します。参加しないという選択肢は無いと思ってもらっていいです。
インターンシップ先は担任の教員が指定してくれたリストの中や、先輩が前回参加していた企業に続けていくことがほとんどですが、中には強い要望があってその企業に参加することができる可能性もあります。
せっかく企業の内情や業務内容を間近で見ることができるチャンスなので、インターンシップ先の企業も自分で吟味してできれば就職希望の企業に行くべきですよね。
この手のチャンスを逃すのはもったいないので、しっかりと選んだ方が今後の自分のためになります。
しかしまだ希望する業界が決まっていなかったり、進学希望で就職はまだ先の話だという人も多くいると思います。
では高専でのインターンシップ先はどのように決めるのが賢いと言えるのでしょうか?
インターンシップ先の選び方は主に4つ!
インターンシップ先の企業の選び方は主に4種類あります。
パターン
①就職希望の企業がある場合
②志望する業界は決まっているが企業は決まっていない場合
③志望する業界も企業も決まっていない場合
④進学希望のため就職はまだ先の話という場合
このパターンによってもインターンシップ先の選び方は大きく変わってきます。
では具体的にどのような選び方をするのが最も賢いと言えるのでしょうか?具体的な理由付きで説明していきます。
①就職希望の企業がある場合
「これは言うまでもなく就職希望の企業に行くべきだろ」
そう思う方が多いかもしれませんが、完全にそうとは言い切れません。
もしあなたがOB訪問をしていたり、その企業のことを徹底的に調べてなおそこに就職したいと決めていた場合、第二希望の就職先があったならそっちのインターンシップに参加してみるのも一つの手ではないでしょうか?
なぜこんなことを言うのかといいますと、高専から就職する際にインターンシップに参加したか参加していないかはあまり就活を進める上で重要な判断材料ではないからです。
勿論インターンシップに参加した方がプラスに働くとは思いますが、おそらく高専からの就職ならその企業からは内定をもらえます。高専からの就職で不合格になることはほとんど0と言っても過言ではないからです。
それなら第二希望の企業のインターンシップに参加して、後から後悔のないようにしっかり「第一志望の方が良い企業だな」と思っておくことを私はオススメしたいですね。
逆に第二志望の企業のインターンシップに参加してそっちの方が良いと思ってしまったのであればそれもとても良い発見になりますよね。また自分でしっかり調べて後悔のない選択をすることができますから。
仮にインターンシップを2社どちらも参加できるのであれば、それが一番良いと思います。
②志望する業界は決まっているが企業は決まっていない場合
業界が決まっていて残るはどの企業にするか選ぶだけという方は以下のどちらかのインターンシップ先の選び方がオススメです。
1. 業績を見て一番利益や資本金が大きい企業
2. 過去に参加した先輩の評判が最も良い企業
なぜこのような選び方をするべきなのかというと、結局大きい企業の方が実績があるわけですからインターンシップに行っても学ぶことが多いからです。
また、就職後の福利厚生面や残業時間の面も含めて過去にインターンシップに参加した先輩が社員さんに聞いた話もメモしておければ尚良いですね。
きっと上記のどちらかの選び方をして参加した企業がイマイチだったという方はその業界に向いていないのかもしれないともう一度ゆっくり考える良い機会にもなると思います。
③志望する業界も企業も決まっていない場合
4年生の段階で志望する業界すら決まっていない高専生は割といると思います。
これこそ過去に先輩が参加した企業の中で一番評価が高いところに参加するべきですね。
そのような学生はネットで企業のことを調べても先輩からの意見を聞いても結局業界すら絞れないか、大手なら本当にどんなところに就職しても良いと思っているパターンがありますね。
そういうところに無頓着な人が多いのも高専の特徴ですからね。
結果的に口コミ評価の高い企業のインターンシップに参加してそのままそこに就職しちゃったなんてことも多くありますが、それはそれで学生からの評価が高いところに入社できているので良いのではないでしょうか。
④進学希望のため就職はまだ先の話という場合
「進学希望だからインターンシップなんてどうでもいいや」
そんな考えは非常にもったいないです。なぜなら私もそのような考え方をしてテキトーな企業に参加したのですが、後悔しているところがあるからです。
進学するつもりなら、それはそれで将来働きたい業界までは絞ってそこの最大手の企業のインターンシップに参加するべきです。
正直、高専からの就職はほぼ100%と言えるほどなので、インターンシップに参加しているから加点されるというメリットはあまり強くはありませんね。
しかし大学からの就活ではまた話が変わってきます。
その就活の際に「高専の時にインターンシップに参加しました」と言えたら昔から興味を持ってくれていたという面でもかなりのプラス評価につながります。
ですので進学希望だからといってテキトーに決めるのではなく、しっかりと将来を見据えて判断した方が良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高専生は自分が現在置かれている状況をしっかりと把握した上で、適切にインターンシップ先を選ぶことが重要です。
やはり一度企業の内部に入って仕事しているところを見ると、ネットで調べた情報よりも細かく内情が見えるはずです。
それを考慮した上でもう一度就職先を吟味してみてはいかがでしょうか?
コメント