【実体験】高専に入学する意味は?メリットとデメリットを徹底解説!

この記事を書いた人
Uすけブログ
  • Uすけブログ
  • 1996年生まれ 現在28歳
  • 国立高専→千葉大学
  • 趣味は音楽鑑賞、ブログ執筆
  • 座右の銘は「二兎追い、二兎得る」

Twitter

YouTube

目次

元高専生が教える!高専に入学する意味はあるのか?

現在中学校に通っていて、次の進路を迷っている中学生に向けてこの記事を書きます。

まず高専とはどのようなところか知っていますか?

高専と高校の違いを元高専生の私の目線で簡単な言葉で挙げていきますね。

今回は「高専は制服がない」とか、「変わり者が多い」とかそういうことではなくて、高専の本質的なところを中心に違いを挙げていき、高専に入学しようか悩んでいる中学生の入学意思の決定打になればと思っております。

勿論、高専に入学するメリットだけ伝えて、「絶対に高専に入学させてやろう!」そんなことを考えているつもりはさらさらありません。

仮にこの記事を読んでくださっている中学生の方、その親御さん、高校から高専に編入しようとしている方の考えが固まって高専に入学することになっても私にはなんの一つのメリットもありませんからね。

ですので、元高専生の私から真実のみを伝えていきます。

現在進路に悩んでいる方の手助けができれば、それが一番の光栄なことです。
コメントをくれちゃったりしたらもっと嬉しいですね笑

それでは、本題に移っていきましょう!!

高専と高校の大きな違いは?

違いと言っても、みなさん高校のことは大体わかっていると思いますので高専目線でまとめていきますね。

・5年制

・100分授業

・2年制の前期が終わる段階で、高校の3年間分の授業内容を学び終え、その後は専門科目の勉強をする(教科、学科による)

・卒業時に卒業論文を作成する

・”学生”という扱いではなく、”生徒”という扱いである

ざっと挙げるとこんなところですかね。

特にここは詳しい解説は不要だと思います。

みなさんが本当に気になっているのは次のパートからだと思いますので、少し力を入れて解説していきますね。

高専に入学するメリット

高専に入学するメリットを挙げていきます。

・5年間の高専在籍後、就職率はほぼ100%

・国公立の大学に編入しやすい

・興味のある研究を精一杯行える

・高校と比べて学費が安い

こんなところですね。

詳しく解説していきます。

5年間の高専在籍後、就職率はほぼ100%

これは驚異的なことです。

5年間高専に在籍していて、その後就職できずにいわゆる”就職浪人”してしまったという人を聞いたことがありません。

普通の大学などだと結構いるようなんですがね。

しかもみんなかなりの大企業に就職しています。

名前は敢えて伏せておきますが、絶対に誰もが名前を知っている有名企業ばかりなのは間違いないですよ。

しかも、就職試験で落ちたという話もほとんど聞いたことがありません。

在籍中の成績にはあまり関係なく、就職が簡単にできちゃいます。

高専に入学する一番大きなメリットは間違いなくココですね。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

あわせて読みたい
【高専生必見】高専からいける大学、就職先にはどんなところがあるの 「高専」という言葉にあまり馴染みがなく、そこから知りたいという方は以下のリンクを参考にしてみてください。 高専からは主に国公立大学への編入or大企業への就職or専...

国公立の大学に編入しやすい

国公立大学への進学率もかなり驚異的です。

実際に私も高専から国公立大学へ編入したうちの1人です。

高校から国公立大学へ行くのはかなり大変ですよね。

毎日毎日遅くまで勉強して、朝は早く起きて勉強して、学校でも勉強して、、、大抵の方はそうだと思います。

でも高専は違います。

確かに高専でも大変なことはたくさんあります。(デメリットの欄で述べていきますね。)

ただ、国公立大学への進学は、思っていたよりも楽にできました。

それは高専には、国公立大学への進学制度、推薦制度が完備されている中で、

・高校とは違って外部に競争相手が少ないこと

・高専生が優秀な人材であると大学側からも認知されている

この2点があります。

楽に就職したい、楽に進学したいという方にとってはかなり高専はオススメできますね。

以下のサイトでは国公立大学に編入するメリットとデメリットをまとめていますので、気になる方は是非ご覧ください。

あわせて読みたい
【高専生必見】高専から大学に編入するメリット・デメリット 【高専から大学に編入するメリット・デメリット】 まず、高専とは何か?あまり高専という名前に馴染みのない方もいると思いますので、そんな疑問をお持ちの方はこちらを...

興味のある研究を精一杯行える

高専と言ったら何と言っても研究ですね!

「こんな分野に興味があって研究したい!」

「将来この分野の職に就きたい!」

「単純にこんなことに興味がある!」

など、高専ではそんな人材を求めています。

卒業時には1年間かけて研究した成果を発表する”卒論発表会”というイベントもあります。

また、審査に通ればそこで研究した内容を、全国の◯◯工学会という大きな研究者が集まる場で発表する機会も得ることができます。

実際に私も全国の工学会を経験しましたが、すごい迫力でしたし、自分の研究の自信にもつながりました。

本当に研究を一生懸命してみたいという方にとって、高専は天国のような場所だと思いますよ!

高校と比べて学費が安い

これは意外だと思っている方は多くいると思います。

ただ、県立高校、私立高校よりも国立高専の方が学費が安いのは明らかですよ!

敢えてここで詳しい解説はしませんが、実際に検証したサイトをリンクに貼っておきますので、気になる方はご覧になってください!

あわせて読みたい
高専と高校の学費はどう違うの?どっちが高いの? 「高専に入学したいけど学費が心配で悩んでいる」 「県立高校や私立高校とはどのくらい違うの?」 やはり工業高等専門学校というくらいなので学費の面や、入学してから...

高専に入学するデメリット

高専に入学することはメリットばかりではありません。

私が実際に高専に入学してデメリットだと感じたことをまとめていきます。

なんのデメリットもなく就職率100%が得られるわけではありませんからね、詳しく解説していきます。

・授業の教え方が下手な教授が多い

・レポートや課題が多い、授業が進むのが早い

・留年する人、退学する人が多い

・一人立ちが遅くなる

授業の教え方が下手な教授が多い

これは事実です。

高専の教授というのは一般的に教員免許を持っていませんので、仕方がありません。

教員免許を持っていることが教授になる資格ではなく、専門分野に精通していることが鍵となるからです。

ですので「自分で勉強する力が身に付く」という面ではメリットに感じることもできますね。

レポートや課題が多い、授業が進むのが早い

これはその高専の教授によると思います。

ただ、レポートが多い学科は本当に多いです。

手書きレポート1週間に30ページというのはザラにあります。

また、レポートの課題がない学科は本当に無いですね。

授業が進むスピードに関しても、普通高校が3年間かけて終わらせる単元を高専ではその半分の1年半で終わらせますからね、かなり忙しくなるとは思いますよ。

レポートや課題が多いかどうかは、実際にその高専のその学科に通っている先輩に問い合わせた方が確実かもしれませんね。

留年する人、退学する人が多い

実際に高専では多くの人が留年や退学をしていきます。

平均すると、5年間でクラスの人数の1割以上は留年や退学で消えていきますね。

各々の理由としては、

・授業についていけない

・他の分野に興味が出てきた、今の分野に興味がなかった

などが主ですね。

そう言った意味では、早めに友人との絆を深めて協力してみんなで卒業するという意識を持つことが必要となってきますね。

一人立ちが遅くなる

これはしょうがないことなのですが、高専は5年間在学していなければならないので、高校を卒業して大学で一人暮らしするという経験に至ることが単純計算で2年間遅くなってしまいます。

「早く大学に行きたい!一人暮らしがしたい!」

私もそう思いながら高専生活を耐え抜きました笑

今となっては、国公立大学への編入に成功して念願の一人暮らしをすることができたので満足していましたが、周りの高校生の友人が上京していくのをみて少し悲しい気持ちにはなりましたね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

実際に高専に入学することについてもっと詳しく聞きたいことがある方は私のブログサイトでもTwitterでも、お気軽にコメントください!私に答えられることであればなんでもお答えします!!

私は嘘を記事にすることが好きでは無いので、あくまでこのブログは個人的な主観で述べています。
気を悪くしてしまった方がいましたら申し訳ありません。

しかしこういったブログを見て実際に、「意見が変わった」「進路を決めるきっかけになった」そう言って頂ける方が少しでも多くいれば幸いです。

是非、あなた自身、あなたのご家族、あなたの友人の後悔しない進路を決める手助けになれればと考えております!

大学を受験する際の面接対策はこちら!

あわせて読みたい
非公開: 大学への編入は圧迫面接?推薦入試でも使える面接対策を具体例つきで解説! 【大学への編入は圧迫面接って本当?】 タイトルにもありました「大学の編入は圧迫面接なのか?」という問いに関しましては、自分含め友人の話を聞く限りではそんなこと...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次