実際に体験した高専に入学してからの5年間の流れ!
「高専に入った後の5年間の流れが想像できないよ」
「みんなどのタイミングで就職や編入をするって決めているんだろう」
そんなことを考えている方も多いのではないでしょうか?
今回は、私が実際に体験したことから
こんな方におすすめ
- 現在、高専に入学しようか迷っている中学生
- みんなどのタイミングでどんな決断をしているのか知りたい現役の高専生
- 高校を卒業した後、高専に4年次から編入したいと考えている現役の高校生
この3者向けに記事を書いていきたいと思います。
高専によって多少の差はあると思いますが、大体の高専で共通しているものを主にピックアップして書いていきますね。
また、途中で高専に入学・編入するメリットやデメリットも併せて解説していきます!
1年生
1年生では入学した瞬間から部活動選びが始まります。
先輩がクラスまで勧誘に来たり、中学生の頃に何か記録を残していた子などがいると、そこにも目をつけています。
また、「運動が苦手だから部活に入るつもりはないよ」と考えている方でも、高専では他の高校と違い、ロボットを作っている研究会があったり、橋を作っていたりする研究会があるところも多いです。
どうしても部活や研究会に入りたくないという方は勿論入らなくても大丈夫です。私も実際他にやりたいことができてしまって1年生の段階で部活はやめてしまっています。
それでもやはり、部活に入っていた方が先輩や後輩との関わりは増えますね。
文化祭でも主に部活動ごとにお店や出し物を出店しますので、部活に入っていない人は正直文化祭は暇です。
「部活に入らずアルバイトがしたい」という方も、申請書を提出すればアルバイトをすることができます。これは高専生のメリットでもありますね。
なのでバイト先でコミュニティを作っておくというのも一つの手ですね。
高専生のアルバイトについて詳しくはこちらをご覧ください↓
しかしなんだかんだ結局ですが、良くも悪くも高専生活は最短でも5年間ありますので、同じクラスに仲の良い友達は絶対にできますので人間関係は安心してください。
そして一年生のうちに以下のものを購入しておくと、今後がかなり楽になりますので覚えておきましょう。
メモ
・関数電卓
・電子辞書
・USBメモリ(16Gあると間違いない)
詳しくはこちらをご覧ください↓
2年生
2年生になると、高専では中だるみの時期と呼ばれます。
高専にも慣れてきて、2年生では大した大きなイベントはありません。(球技大会や文化祭等のイベントは除いています)
ただ2年生では「ミニ研究」という企画があります。
研究室ごとに研究内容があって、自分は興味のある研究室を選んで、他学科の人たちも合わせて研究を行います。
これは高専の5年生で実際に行う卒業研究の予行練習みたいなものですね。
最後に他の研究室がどのような研究をしていたのか発表会があるのですが、そこは他の研究室の研究内容を見て、卒業研究のテーマや興味のあることを探すのに良い機会ですね。
また、意識の高い学生は2年生の段階で大学編入を決めています。東京大学や京都大学を志望している学生はこの時期から定期テストは捨てて編入試験に向けた勉強を始めている人が出てきますね。
3年生
3年生では部活動だと高体連大会が終わりますね。
ただ、高専の場合「高専大会」という1〜5年生まで出場できる大会が年に1回ありますので、そこで一区切り部活を引退という感じではないんです。5年生まで続ける人がほとんどですからね。
この3年生で今後の進路を決める人が半数ほどです。しかしここで半数が進路を決めると言っても、具体的な今後の大学や企業を決めているわけではなく、「私は高専を卒業した後に編入or就職しよう」とそのくらいです。
ちなみに私が編入を決めたのは4年生になってからなのでその話はまた後でしますね。
なぜこの時期に編入or就職を決める人が出てくるかというと、高専での編入は4年生の成績が大きく影響するためです。主に編入を希望する大学に送る成績は4年生のものですし、推薦が取れる取れないを左右するのも4年生の成績だからです。
なので3年生のうちに将来のことをざっくりで良いので決めておくのが得策かと思います。
4年生
さあ、4年生は勝負の年になります。
この一年間の成績で編入or就職に関してが全て決まってくると言っても過言ではありませんので、みんなテストに必死になります。
4年生の成績が最も重要だと知っていますので、4年生になってからいきなり点数を上げて推薦を狙いに来る学生も増えてきます。この時点で全ての学生が編入or就職を決めていますね。
どんな編入先があるのか知りたい方はこちらを参考にしてみてください↓
高専生が就職をする際には成績はあまり関係がないので、就職を狙っている人は正直そんなに勉強を頑張る必要もないのかなと思います。
ここで編入を狙っている人は2択の判断をする必要があります。
①4年生でいきなり成績を上げて推薦を狙う
②推薦を諦めて編入試験の勉強に精を出す
この判断によって4年生での過ごし方が変わってきます。
①4年生でいきなり成績を上げて推薦を狙う
これを選ぼうと思っている人は今までの勉強の仕方を改める必要がありますし、今まで以上に自分の時間は取れなくなります。
時間がないのでできるだけ効率的な勉強を進められたかどうかで変わってきますね。
そこでこのブログを参考にしてみてください、絶対に点数が上がることを約束します↓
また、合格率が80%上がる推薦の面接の方法を書いています。絶対に後悔させませんので参考にしてみてください↓
②推薦を諦めて編入試験の勉強に精を出す
これも立派な判断です。この決断をするなら、早ければ早い方がいいですね。
定期テストは留年しない程度に受けて、5年生である編入試験の本番のために知識を蓄えましょう。
編入試験の際に重要な教科は数学と英語です。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください↓
また、専攻科と大学どちらへの進学をしようか悩んでいる人はこちらを参考にしてみてください↓
5年生
5年生ではいよいよ編入試験や就職活動が待っています。
編入試験の対策等は4年生の項目で述べたのでここでは改めて書きません。
就職の際の面接対策についてはこちらの記事を参考にしてみてください↓
そしてここで編入試験に全て落ちてしまった場合も想定しておきます。
安心してください。編入試験に全て落ちてしまったとしてもまだいくつかの選択肢が残されています、こちらを参考にしてみてください↓
さて、編入or就職の話はここら辺にしておいて、この後は高専生最大の山場である卒業研究が待っています。
個人で研究室を志望して、興味のある研究を行います。
研究室の選ばれ方は成績順のところもあれば、面接のところもあります。これは先輩に確認してみないとわかりません。
しかし4年生の成績が良いことに越したことはないですね。
そしてその卒業研究を終えたら無事に卒業ということになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は1〜5年生の詳しい流れや決断のタイミングについて解説していきました。
最も重要なのは4年生と言って間違いないと思います。
4年生でどのくらい頑張ることができるかで進路が大きく変わってきます。
入学してから早いうちに目標を決めて、そこに向かって歩んでいければあなたの将来も想像がしやすくなると思います。
現在気になる記事や、是非書いてほしい記事を募集しておりますので、私のTwitter(@sukeblog06)のDMやこのブログのお問い合わせ、コメントで意見をいただければ幸いです。
少しでもあなたの力になれるような記事を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!!
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