高専生が大学の編入試験に全部落ちた際の進路はどうする?
「高専から編入を目指しているけど落ちるのが不安で編入試験を受けるか迷っている」
そんな方も多いのではないでしょうか?
実際に私もそうでしたので気持ちはわかります。むしろ不安がない人なんていませんよね。
「編入試験に落ちたらもう留年するしかないのかな?」
いえ、そんなことありません。
そんな不安を優先してしまって編入を諦めてしまうのももったいないですよね。
でも安心してください。
今回は編入試験で全て落ちてしまった時の対処法や今後について解説していきますね!
大学の編入試験に落ちてしまうのが怖いから編入と就活の時期を知りたい
大学によってにはなりますが、そもそも編入のチャンスというのは最多で3回あります。
編入のチャンス
①推薦入試
②一般入試
③一般入試(社会人枠)
また、試験日の日程が被っていない大学であれば併せて編入試験を申し込むことができます。
大抵の高専から大学への編入試験は早くて5年生の5月ごろから始まります。
そして一番受験が遅い大学ですと11月ごろが最終の編入試験日になります。
詳しい日程や入試の数が知りたい方はコチラを参考にしてみてください↓
大学編入と比較して就職活動の時期は基本的には4年生の3月ごろから5年生の10月ごろまでになります。
ですので、実質的に大学編入で全て落ちてしまったことには就活の時期は過ぎているというカタチになります。
また、編入試験で落ちるのが怖いという方はオンライン学習塾への入塾がオススメです!
オンライン家庭教師やオンラインの塾への入塾を考えている方は、講師が全員東大生などといった優良塾を紹介した記事も書いていますのでコチラも参考にしてみてください!
大学編入で全部落ちた際の進路はどんな選択肢があるの?
大学の編入試験に全部落ちてしまったという仮定のもと話すと、そこに残された次の選択肢は4つです。
大学編入の試験に全落ちしてしまった際の進路
①急いで就職活動を始める
②高専の研究生という制度を利用する
③就職・進学浪人する
④専門学校等に進学する
以下でそれそれを詳しく解説していきます。
①急いで就職活動を始める
就活の時期は大体5年生の10月ごろまでとは言いましたが、あくまでこれは大体の話です。
もしかすると就活の時期に採用試験を行なっていた超大手企業などは選択肢として残っていないかもしれませんが、それでも高専生は企業目線からすると超優秀な人材です。
そのため就活の時期を過ぎてもさらに多くの高専生を採用したいと考えている企業もあります。
そのような企業ですと最長でも2月くらいまでは採用を行なっているので、狙ってみるのもアリかもしれませんね。
②高専の研究生という制度を利用する
高専には「研究生」と言う制度があります。
「研究生」とは簡単に説明すると、きちんと高専を卒業した上で、所属していた研究室に籍を置いておける制度のことです。
つまり授業は一切ありませんが、留年にも浪人にもなりません。すでに卒業しているのですから。
この制度を利用する人は主に希望の大学に進学できなかった、希望の企業に就職できなかったなどの理由があり、一年間研究室に籍を置きながら大学編入や就活に向けて準備をすることができます。
履歴書には留年や浪人として扱われる訳ではないので、この制度を有効に活用してみるのも一つの手だと思います。
③就職・進学浪人する
高専生だと浪人する人は少ないイメージがあります。
浪人するくらいなら「研究生」の制度を使う人の方が多いでしょう。
と言いますかむしろ優秀なので浪人する必要がないのかもしれませんね。
実際に高専にいた私が言うのもなんですが、本当に高専には賢い人ばかりでしたね。編入先の大学でも同じく他の高専からの編入生がたくさんいましたが、みんな優秀でした。
④専門学校等に進学する
同じ専門分野、全く違う分野問わず専門学校を受験する人は思いの外多いと思います。
とは言っても、毎年クラスの0.3割くらいですが。
大学の編入試験に全部落ちたから、就職試験に全部落ちたから、ではなく単純に自分の行きたい専門学校があったという場合も多いとは思うので、この判断も人によってですね。
まとめ
編入試験に全部落ちてしまったと言っても、この先の進路にはまだまだ可能性があります。
進学を諦めて就職するのもよし、一年間研究生なり浪人なりしてみて努力するのもよし。どちらを選ぶかはあなた次第です。
浪人にみんなから遅れをとってしまったというイメージを抱く人も中にはいるかもしれませんが、たった1年進学や就職が遅れたくらいで周りの人は全然気にしていません。
むしろ大学に入ってみて、就職してみて実際にあったことは2〜3割くらいは同期なのに年上でした。
そうなると周りに年齢を気にする人もいませんし、むしろ多くのことを経験してその場にいるので、そう言う人たちの方が考え方は大人だと感じることもありました。
これは実際に社会に出てみないとわからない経験ですので、今の年齢で楽観的に捉えても大丈夫だよと言ってもあまり信じられませんよね。私も同じ気持ちだったのでよくわかります。
みなさんが自分にとって最も良い選択肢を選べるように願っております。
コメント
コメント一覧 (2件)
高専に通う5年生です。
編入試験がまだ完全に終わってはいないのですが、自分が納得する結果が得られませんでした。そこで、アドバイスを頂きたきたく、コメントさせていただきました。
私は第一志望の大学に落ちてしまい、まだ残されている選択肢として、専攻科があるのですが正直なところ行きたくありません。なぜなら、以前、専攻科の授業を少し見させていただいたときに、先輩の取り組みの姿勢やカリキュラムに不満を感じたからです。
そこで、私の考えている(親とも相談済み)プランの一つとして、浪人があります。この記事を読ませていただいたときに、塾のことや、研究生のことを詳しく知りたいと思いました。
浪人を考えた時に「今から塾に通っても遅くないのか」や、「研究生として再度編入学を受けるときにどのような手続き(学校との)が必要なのか」を知りたいです。私としては、もう一度来年も自力で編入勉強をしても同じ結果しか得られないと感じているので塾に入ることも検討しています。
長文失礼しました。よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
文章読ませていただきました。
結論から言うと、私の個人的な意見にはなってしまいますが、専攻科に行きたくないのであれば塾などに通いながら浪人をして来年社会人枠からの編入を狙った方がいいと思います。
やはり編入試験の勉強をした結果不合格になってしまったということは、このモチベーションを1年間保ち続けたとしても、独学だと限界があると思います。
それならば少しお金はかかってしまいますが、塾に通うことをオススメします。やらないといけないという意識付けも出来ますしね。
研究生としてもう1年高専に在籍するのもありだと思いますが、研究生をしながら塾に通うということは間違いなく勉強の時間は削られてしまいます。研究生として再度編入学を受けるにはどうしたら良いかという質問に関しては、高専ごとに対応が変わる場合がありますので、担任なり教授なりに聞いた方が確実かと思います。ここに関しては確実なことをアドバイス出来ずに申し訳ございません。
浪人して塾に通いながら編入を目指すということは、1年ブランクが空いてしまうということになりますが、高専から狙うほどの大学であればそのブランクは全く気にする必要がありません。
大学に入学すれば、同級生で自分より歳上の人は3〜4割はいるので、周りの目も気にならないと思います。就職後についてなど尚更です。
ランクを下げて行きたくないところに行くよりは、1年間全力で頑張ってみて大学編入し、やりたい仕事に就く方が理にかなっていると思います。その経験も大学編入や社会人の面接、社会人生活で大きな糧となるに違いありません。
私から話せることはこの位です。
頑張れという言葉は非常に無責任にはなりますが、私には応援してあげることしか出来ません。
応援しています、頑張ってください。
大学編入に合格することを心より願っております。