【高専出身が教える】高専と工業高校の違いは?メリットとデメリットは?
高専と工業高校で共通しているところは1つだけです。
それは工業を学ぶ教育機関だということです。
逆にそれ以外は男子が多いなどの共通点しか思い浮かびませんね、、、
では高専と工業高校では何がそんなに違うのでしょうか?
これから詳しく解説していきますので、どちらに入学しようか迷っている方は是非参考にしてみてください!
高専と工業高校の主な違い
高専と工業高校では違う点がいくつもあります。
例としてパッと挙げるだけでもこれだけ出てきます。
①学費
②偏差値
③在校年数
④専門科目
⑤研究
⑥就職時の給料
これらについて詳しく説明していきます。
①学費
高専と工業高校の学費はどちらが安いと思いますか?
ちなみにこのあと解説しますが、高専は主に国立なので、研究や授業の機材等は工業高校とは比にならないほど揃っています。
学費の違いについての答えはコチラを参考にしてみてください、意外な結果かもしれませんね↓
②偏差値
正直、工業高校で偏差値が高いと言える高校はあまりありません。
それに対してほとんどの高専の偏差値は60を超えているため、比べ物にならないと思います。
中学校に在籍している段階である程度勉強に自信があるのならば高専をオススメしますよ!
高専に合格するための勉強法、面接対策についてはコチラを参考にしてみてください↓
③在校年数
工業高校が3年間なのに対して高専は一律5年間在籍します。
また工業高校だと大体髪の長さやピアスなどの校則が厳しいかと思いますが、高専では染髪やピアスなどが校則で許されているケースが多いです。
近頃では制服のある高専も少なくなってきています。
高専の校則についてはコチラをご覧ください↓
④専門科目
高専は工業高校とは違って在籍年数が5年間あるといましたが、授業の面でも大きな違いがあります。
高専では普通の高校が3年間かけて学ぶ基礎科目を2年経たずに全て学びます。そして残りの3年間は主に専門科目を学ぶことになります。
ですので社会に出る際に即戦力として扱われるわけです。
大卒の人と比べても高専生の専門知識量は高いと思いますよ!
⑤研究
高専では卒業時に卒業研究を発表する機会があります。
これは工業高校にはないことで、自分たちが希望する研究室に所属して興味のある研究テーマについて研究をします。
これを卒業前に実施される卒業研究発表会で披露するわけです。
これは滅多にない経験で、ここで頑張れば全国の工学会に参加することもできます。私も実際に選考を通って参加しています。
また卒論発表会で使用する資料を入念に作るため、excelやpowerpointなどOffice365の扱いにも慣れます。ここで将来の能力に大きく差がつくことは間違いなしです。
⑥就職時の給料
これは言わずもがなですが、工業高校より在籍日数は長いため給料は高いです。
さらに高専卒ならば就職率はほぼ100%で誰もが知っている大手企業に就職することができます。
これが高専に入学する上でも最も大きいメリットかもしれませんね。
まとめ
これまで高専と工業高校の違いについて挙げていきましたが、どう感じましたでしょうか?
正直言って、高専に入学できるのであればそっちの方がメリットが大きいと感じませんでしたか?
高専に入学するデメリットとしては5年間在籍しなければいけないことくらいであり、それ以外で工業高校に劣っている面は少ないと思います。
ただし部活に関してはもしかすると工業高校の方が栄えているかもしれませんね。
このようにメリットとデメリットを挙げてみた場合に、それを自分なりに解釈して「高専に行ってみたい!」と思うことができるのならば、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
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